性感染症かも!?　絶対にコンドームをつけるべき理由＆性感染症の恐ろしさ

絶対にコンドームをつけるべき理由＆性感染症の恐ろしさ

気持ちがゆるんだセックスのあとに起こる恐ろしいこと

大人の女性に「結婚するまでセックスするな！」なんて野暮なことは言いませんが、声を大にして言いたいのは「するなら妊娠＆性感染症は絶対防げ」ということ。

今回は女性を襲う性感染症（STD、最近はSTIと言います。STI= Sexually Transmitted Infections）についてのお話を性感染症医療、エイズ対策に詳しい尾上泰彦先生に教えていただきました。
尾上先生は性感染症の感染した部位の研究写真を多数お持ちです。
それを見ると、「絶対、コンドームはしなくちゃだめだ」と身震いすること間違いなし。どんなホラー映画より背筋が凍るものですよ。

クラミジア感染症

日本で一番多い性感染症はクラミジア。性感染症の約半数を占めます。10代後半から、20代のヤングな世代に多いのです。怖がらせるわけではないですが、女性患者は男性の2倍、「まじでヤバイ」病気です。
下腹がしくしく痛む、下着が汚れる、「あ！」と思ったら検査してもらいましょう。

おりものの増量、不正出血、下腹部痛、性交痛、排尿痛などの症状があります。しかし約70％は症状が出ないとも言われ、放置すると不妊症になる可能性もあります。また妊娠しても流産、早産の可能性も大きくなります。赤ちゃんが体内で新生児結膜炎になり、失明することもあります。将来のためにご用心ください。

淋病感染症

女性では淋病に感染しても症状が現れにくいといわれます。ただ、無症状で放置すると淋菌が卵管等に入り込んで不妊の原因になりえます。

膿のようなおりもの、不正出血、下腹部痛、排尿痛があります。バルトリン腺に感染するとバルトリン腺部が腫れ、強い痛みが出ます。無症状に経過すると卵管炎、子宮付属器炎、骨盤腹膜炎と感染が拡がっていき、不妊につながります。男性はわかりやすい症状が現れます。「陰茎が痛い、赤く腫れ上がっている、膿が出る」と彼が言っていたら、すぐに病院へ行くよう伝えてください。

性器ヘルペス

性器、おしりにブツブツした小さな水疱、ただれが左右対称性にたくさんでき、痛みやかゆみが出ます。38度以上の高熱が出たり、足の付け根のリンパ腺が腫れたりします。
痛みで排尿ができないほどになりますのでつらい病気です。女性では膀胱炎症状も見られます。再発を繰り返す場合があるので甘く見てはいけません。

この病気はヒトパピローマウイルスの感染によりできるイボの一種です。潜伏期間は数週間から8カ月と長いので、複数のカレとエッチ していると誰からうつされたのかわからなくなります。もしもHPV16型、18型に感染すると女性では子宮頸癌になる恐れがあります。 オーラルセックスでも感染します。口の中にブツブツがあるときは、お口でカレと遊んではいけません！　怖い事実を教えます。1年以内に8割以上が再発するそうです。

今回は3つの怖い病気を伝えましたが、性病はその他にもまだまだあります。

何はともあれ、気のゆるみから、あちこちでコンドームなしの性器の触れ合いをしてしまっては大変なことになる可能性も。だからこそ、コンドームナシでのセックスはしないよう釘をさします。そして複数の彼氏としてしまっている女性の皆さん、もしもあなたが性感染症になっていたら、複数の男性にも感染させている恐れが。慎重に事後対応を。

複数カレシとSEXするな

お相手の性器をじっくり観察してから事に臨め

コンドームはあなたの守り神